リテルヒューズの TMOV 技術を採用した LST バリスタでより堅牢なサージ保護デバイスが可能に

住宅用、商用、工業用の各アプリケーションで用いられるタイプ 1 およびタイプ 2 SPD デバイスに最適

シカゴ、2021年3月2日 - 回路保護、電力制御、センサーの分野において優れた技術の製品を手がける世界的メーカー Littelfuse, Inc.(NASDAQ : LFUS)は本日、LST バリスタシリーズを発表しました。この新しいバリスタは、リテルヒューズが独自に開発した熱保護型バリスタ技術(TMOV)を採用し、内蔵の熱切断機能と電気アークシールドを兼ね備えています。この 2 つの機能により、異常な過電圧状態やバリスタが耐用年数を超えた場合でも致命的な故障や火災が発生しないよう、保護機能が強化されています。

このシリーズは、以下のマーケットおよびアプリケーションで使用されるタイプ 1 およびタイプ 2 サージ保護デバイス(SPD)向けに設計されています:

  • 住宅用、商用、工業用の建物
  • 無停電電源装置(UPS)
  • 工業用モーター制御
  • 再生可能エネルギー
  • HVAC システム

リテルヒューズのマーケティング・戦略担当バイスプレジデント、ボリス・ゴルボビックは次のように述べています。「この LST バリスタには、市販されている他の技術にはない利点がいくつかあります。最新の設計に LST を組み込むことで、広い動作電圧範囲、高サージ電流定格、マイクロスイッチのオプションといったメリットを得られるだけでなく、SPD の強度を高めて顧客のアプリケーション保護のニーズを満たすことも可能になります。」

LST バリスタシリーズの主な特長:

  • 200 kA SCCR、20 kA In、UL1449 タイプ 4 認定コンポーネントアセンブリを組み込むことにより、UL1449 タイプ 1 またはタイプ 2 の標準規格に容易に対応。
  • PCB 上のフットプリントは同じままで 50 kA および 75 kA Imax 定格デバイスを使用できる柔軟性。
  • SPD 製品またはシステムの遠隔表示 / 監視設計についてより幅広い選択肢を提供 - 機械的にトリガーされる AC / DC 定格のマイクロスイッチ(常時開 / 常時閉、ピン長さ、2 ピン / 3 ピン / ピンなし)を使用。
  • LST の動作状態を視覚的に分かりやすく表示するオプションタブ - 寿命(EOL)を迎えた LST を交換するタイミングをサービス技術者やメンテナンスエンジニアに知らせることで、引き続き最終製品に対して最適なサージ保護を提供することができます。
  • 幅広い動作電圧範囲:50 kA バージョンは最大 690 Vac、75 kA バージョンは最大 550 Vac。

ご購入
LST バリスタシリーズは 3 つのトレイ(各トレイに 24 個)で提供されます。サンプルのご請求は、世界のリテルヒューズ公認販売代理店を通じて行うことができます。リテルヒューズの販売代理店一覧は littelfuse.com にてお確かめください。

詳細情報
詳細については LST バリスタ製品ページをご覧ください。技術的なご質問は、グローバル製品マネージャー、ジョニー・チャン JChang@Littelfuse.com まで Eメールにてお問い合わせください。

リテルヒューズ会社案内

リテルヒューズ (NASDAQ : LFUS)は、回路保護、電力制御、センサーの分野において優れた技術の製品を手がける世界的メーカーです。当社の製品は自動車・商用車、工業用アプリケーション、データ・電気通信、医療機器、民生用電子機器、電化製品などに使用されており、100,000 人を超えるエンドユーザーにサービスを提供しています。当社が世界各地に抱える 11,000 名もの従業員は、より安全で環境にやさしい世界、常時接続化が進む世界に対応すべく、お客様と協力して革新的で高品質のソリューションを設計、製造、提供しています。詳細については Littelfuse.com をご覧ください。

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