図 2 は、25°C に設定した一般的な卓上サーキュレータのパフォーマンスを示します。横軸(時間)の目盛りは [#2]} 分ごと、縦軸(温度)は 0.02°C ごとです。サーキュレータのパフォーマンスはかなり高く、18 分中の温度のばらつきは ±0.01°C を大きく下回ります。図 3 では、高精度サーキュレータバスの 1 つを分析しています。時間軸は (2 分間隔で、温度軸は 0.002°C ごとに拡大されています。高精度サーキュレータバスの温度のばらつきは、±0.001°C または 1,000 分の 1 ℃ をわずかに上回る程度です。
図 2
図 3
図 4 は、両方のサーキュレータのパフォーマンスをひとつのグラフにまとめてあります。0.002°C 単位でグラフ化すると、温度制御の改善は一目瞭然です。
図 4
ここまで、ADC システムを使って高精度サーキュレータバスの利点を考察してきました。これは、この規模のデバイスでは比較的単純です。バスの比較には、10 秒間隔で 2 チャネルの温度データのみをグラフ化しました。次に、サーミスタとバス温度のグラフを見てみます。