サーミスタ信頼性試験の測定能力

2017年にリテルヒューズが買収した U.S. Sensor Corp.® は、継続的に測定装置の改良を行い、試験担当者のトレーニングを実施しています。弊社の温度測定における拡張不確かさの合計値は -40 から 110°C で ±0.003°C 未満です。110°C 超および -40°C 未満での不確かさはわずかにこれを上回ります。

リーズ・アンド・ノースラップ製のすべての標準抵抗器

拡張不確かさの合計値には、温度測定プロセスのすべての要素(装置、環境、担当者など)が含まれます。弊社では繰返し精度と再現性の両方について評価を実施しています。不確かさは NIST Tech Note 1297(k=2 の根二乗和)に従って算出されます。

リテルヒューズは、リーズ・アンド・ノースラップ社のすべての標準抵抗器による抵抗についてトレーサビリティを維持しています。この標準抵抗器群に関しては、1966年前からのキャリブレーションデータがあります。このキャリブレーションデータは管理図に示され、これらの装置の長期的な安定性は 0.002% から 0.004% となっています。合計値は1966年以降変動しています。

不良解析

必要に応じてサーミスタまたは RTD の障害分析を実施

リテルヒューズのサーミスタ、RTD、またはプローブアセンブリについて問題がある場合は、弊社のテスト施設と経験豊富な担当者がお客様の装置について障害の分析を行います。

弊社では温度、抵抗、質量、長さ、時間などを測定します。弊社で行うすべての測定はアメリカ国立標準技術研究所により追跡可能であり、またお客様の要件を満たす、または上回ることを保証しています。

弊社の設備は、要求に応じて常にメンテナンスおよびアップグレードされます。研究所の環境は、周囲温度の変動が電子計測器の熱係数に悪影響を及ぼすことがないように、常時監視および管理されています。また、担当者は定期的にトレーニングや試験を受け、研究所全体で一貫性のある測定が行われるようにしています。NIST 主催、または NIST 提携のコースやプログラムを含む外部のトレーニングを受講することで、リテルヒューズの品質 / 試験部門において最新の情報や慣行が共有されます。

リテルヒューズセンサー 100 オーム標準抵抗器の安定性

安定性に優れた温度測定が可能な 100 オームの抵抗器